アーツ&インベストメント・スタディーズ〜国際分散投資の研究と実践(別科) > Book Review(社会・経済編)
【お知らせ】このブログは「The Arts and Investment Studies」のサテライト版へと生まれ変わりました。メインブログの更新状況は「新着情報」をご確認ください。このブログはサテライト版としてメインブログとは切り口を変えた記事を掲載します。引き続き当ブログも御愛顧いただければ幸いです。 (2015年9月19日)
新着情報
2015年08月16日

『日本株は、バブルではない』−知らないところで世の中のルールが変わった

日経平均株価が2万円を超えるようになってから、はたして今から日本株を買って高値掴みにならないかという心配は、個人投資家の間でも非常に大きなものがあります。私個人としては、決して割安水準ではないけれども、バブルだとも思っていませんでした。なぜなら、日本の上場企業が資本効率や株主還元に対する認識を大きく変化させているのではないかという実感があったからです。そういった実感をズバリと指摘してくれたのがひふみ投信の最高運用責任者である藤野英人さんの日本株は、バブルではない―投資家が知っておくべき「伊藤レポート」の衝撃です。じつは一般人が知らないところで、世の中のルールが変更されているという事実を思い知らされます。



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2015年08月05日

『経済大国インドネシア』−東南アジア投資への自信を深めてくれる1冊

インドネシア・ジャカルタからのブログ更新です。約半年ぶりにジャカルタを訪れましたが、あいかわらず街中でビル建設が進められ、道路は自動車であふれています。これでも景気は踊り場ということで、現地ではけっこう危機感が高まっているのですから日本人からすれば贅沢な悩みに思えます。日本食レストランなどにいくと、数年前は客のほとんどが日本人駐在員・出張者でしたが、いまではインドネシア人ビジネスマン・OLであふれかえっています。日本食、けっこう高いんですよ。それでもこれだけ現地の人が来るということは、それだけ所得が上昇しているということです。さて、そんなインドネシアの可能性をよく伝えてくれる1冊が佐藤百合さんの経済大国インドネシア - 21世紀の成長条件 (中公新書)です。私はインドネシアなど東南アジアへの投資を重視したポートフォリオを組んでいるのですが、本書は実際にインドネシアを訪問している人なら実感として納得できる内容であり、東南アジア投資に対する自信を深めてくれる1冊です。



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2015年07月28日

『藤野さん、「投資」ってなにが面白いんですか?』−投資技術論を超えた社会認識のレッスン

ひふみ投信の最高運用責任者である藤野英人さんの藤野さん、「投資」ってなにが面白いんですか?を読みました。軽い気持ちで読み始めたのですが、一読しておもわずウーンと唸る。なるほど、プロの投資家というのはこういったビジネスシミュレーションを常に繰り返しながら銘柄選択を実践しているのだということが非常によくわかりました。たんなる投資技術論を超えた社会認識がそこにはあります。こういう藤野さんの文化度の高さが、ひふみ投信の好成績を支えているのでしょう。ひふみ投信の異質さを浮き上がらせる1冊かもしれません。




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2015年06月07日

日本人の国際分散投資にとって最大の敵は為替‐『弱い日本の強い円』

低コストなインデックスファンドを使って国際分散投資を行っていると、つくづく日本人は不利な立場にあると感じることがあります。それは日本人が海外投資する際に負う為替リスクが特殊だからです。日本円は不景気や国際的な経済危機が起こると円高になるパターンが多く、それが国際分散投資によるリスク分散効果を相殺してしまうからです。なぜ不景気や世界的な経済危機が起こると円高になるのか。そのあたりの仕組みを分かりやすく説明してくれているのが佐々木融氏の弱い日本の強い円 (日経プレミアシリーズ)です。将来的な為替動向は予測不可能ですが、為替変動のメカニズムを理解しておくことは国際分散投資を行う上で必須の知識だと考えています。

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2015年05月09日

財務3表を理解するためにはこの3冊―『決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法』

企業の2015年3月期決算発表も佳境に入ってきました。個別株投資をしている人は、自分が持つ銘柄の決算短信の中身が気になるところです。ところが企業分析の中心となるなる財務3表(損益計算書〈PL〉、貸借対照表〈BS〉、キャッシュフロー計算書〈CS〉)を有機的に理解するのは、ちょっと専門的に会計を勉強した人でないと難しいのも事実。会計を専門的に勉強した経験がなくとも、わかりやすく財務3表のつながりを説明してくれるのが國貞克則氏の決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書)財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方 (朝日新書)財務3表実践活用法 会計でビジネスの全体像をつかむ (朝日新書)の3冊です。大ベストセラーですが、実際に読んでみると、まさに頭の中のモヤモヤすっきり、目から鱗のシリーズでした。


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タグ:読書
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